介護福祉士 第22回 レクリエーション活動援助法 解説



[問題1] 解答5

現在行っているレクリエーション活動援助を重視するのではなく、国際生活機能分類の各構成要素の側面から検討を重ね、より良いレクリエーション活動プログラムを計画する必要がある。

参加とは、生活、人生場面への関わりを意味する構成要素であり、単に地域行事への参加を指すものではない。

レクリエーション活動を増やすためには、単に環境因子を整えればよいわけではなく、個人因子や心身機能・身体構造、参加、活動などの各構成要素について改善を図る必要がある。

レクリエーション活動援助の目的は、単に身体能力の向上を目指すものではなく、QOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものである。

正しい。
レクリエーション活動のニーズは、本人の生活歴、現在の生活状況、希望、心身状態などから把握することが適切である。



[問題2] 解答4

適切である。

適切である。
利用者のニーズには、日常生活に基づくニーズ、人間の基本的欲求に基づくニーズ、活動の価値に基づくニーズがある。
そのため、事前評価において日常生活全般に対する欲求を探索することは適切である。

適切である。

計画策定では、援助者の方針を優先させるのではなく、利用者のニーズや希望を優先させるよう、利用者本位を徹底する必要がある。

適切である。
援助者はレクリエーション活動援助計画に沿って進行する上で、利用者に対し適宜直接的に介入を図るとともに、観察などの間接的な支援を行う必要がある。



[問題3] 解答4

レクリエーション活動援助の目的は、利用者のQOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものであり、援助者の実施満足度を最も重視するわけではない。
ただし、評価する上で、援助者の実施満足度についても検討する必要がある。

レクリエーション活動援助の目的は、利用者のQOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものであり、時間的・経済的効率性を最も重視するわけではない。
ただし、評価する上で、時間的・経済的効率性についても検討する必要がある。

レクリエーション活動援助の目的は、利用者のQOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものであり、家族の満足度を最も重視するわけではない。
ただし、評価する上で、家族の満足度についても検討する必要がある。

正しい。
レクリエーション活動援助の目的は、利用者のQOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものである。

レクリエーション活動援助の目的は、利用者のQOLの向上・生活のレクリエーション化を目指すものであり、利用者のADLを最も重視するわけではない。
ただし、評価する上で、利用者のADLについても検討する必要がある。



[問題4] 解答2

本文の内容からは判断できない。

正しい。
ぼんやりすることが多くなり、火の後始末や身の回りのことができなくなってきたことや、息子の名前もわからなくなってきたことなどを踏まえると、認知症の症状が現れていると判断できる。

本文の内容からは判断できない。

本文の内容からは判断できない。

本文の内容からは判断できない。



[問題5] 解答1

正しい。
Nさんは野菜を育てていたことがあるので、庭に出て季節の野菜に触れるように勧めることは適切である。

全盲のNさんにとってジグソーパズルを行うことは困難である。

全盲のNさんにとって部品の組み立てを行うことは困難である。

歌謡曲を口ずさむことを楽しみとしていたことから、歌謡曲の鑑賞を勧めるのであれば適切であるが、クラッシック音楽の鑑賞は適切とはいえない。

息子や息子の婚約者に会いに行くことを勧めること自体は不適切ではないが、Nさんへのレクリエーション活動援助という観点からは不適切である。



[問題6] 解答5

適切である。
Nさんの外出の機会の確保につながる適切な対応であるとともに、Nさんの生活意欲の向上にもつながる。

適切である。
息子の訪問も疎遠になった状況の改善につながる適切な対応であるとともに、Nさんの生活意欲の向上にもつながる。

適切である。
Nさんの生活意欲の向上にもつながる。

適切である。
Nさんの外出の機会の確保につながる適切な対応であるとともに、Nさんの生活意欲の向上にもつながる。

Nさんはつたい歩きができるなど歩行動作は比較的自立している状況であるため、歩行動作の自立の妨げとなる「車いすに乗ってみませんか」という声かけは不適切な対応である。