介護福祉士 第25回 介護

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問題 1.

1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された。
当時のこの施設に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
経済的な困窮者に対して介護を行う、老人ホームとして創設された

2
身体上または精神上の著しい欠陥があるために、常時の介護を必要とする65歳以上の者を入所要件の1つとした

3
「収容の場」ではなく、「生活の場」として位置づけられた

4
ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)を行うことが求められた

5
直接処遇を行う寮母は、名称独占の専門職として位置づけられた



問題 2.

社会福祉士及び介護福祉士法に規定された介護福祉士に関する次の記述のうち、正しい
ものを1つ選びなさい。

1
福祉サービス関係者などと連携する

2
現職の期間に限り、利用者の秘密を漏らしてはならない

3
資質の向上を図るために、研修の受講を定めている

4
介護福祉士の名称を停止期間中に使用すると、1年以下の懲役となる

5
2007年(平成19年)の法改正によって、信用失墜行為の禁止が新たに規定された



問題 3.

右片麻痺のある人が介護老人福祉施設に入所した。
その人の自己決定を尊重した入所当日の食事支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
決めておいた食事の席を伝える

2
食べやすい方法を確認する

3
食事用エプロンをつける

4
副食を細かく刻んでから出す

5
全介助する



問題 4.

Dさん(80歳、女性)は、介護老人保健施設に入所した。
Dさんは自宅にいるときからおむつを使用しており、家族の話では、「よく下着を汚すから」と
いうことだった。担当の介護職は、Dさんの表情から尿意があるのではないかと推察した。
Dさんとは言葉でのコミュニケーションは可能である。
Dさんの排泄の自立に向けた入所当日の最初のかかわりとして、最も適切なものを1つ選び
なさい。

1
「おむつは早く外しましょう」と言う

2
便座に座ることができるか聞く

3
尿意の有無を聞く

4
排尿を我慢できるか聞く

5
利尿作用のある飲み物を勧める



問題 5.

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)
の背景因子を構成するものとして、正しいものを1つ選びなさい。

1
環境因子

2
活動

3
疾病

4
参加

5
心身機能



問題 6.

リハビリテーションに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
リハビリテーションの最終的な目的は、あらゆる人のADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の自立である

2
作業療法の1つに失語症のある人に対する言葉の訓練がある

3
理学療法士は、業として義肢を製作する

4
職業的リハビリテーションは、リハビリテーションを構成する1つの領域である

5
回復期リハビリテーションは、社会的リハビリテーションの一環として行われる



問題 7.

介護予防訪問介護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
要介護者を対象とする

2
事業所には、社会福祉士を配置しなければならない

3
居宅介護サービス計画を作成しなければならない

4
利用者の生活機能の維持または向上を目指す

5
訪問介護員(ホームヘルパー)は、介護福祉士でなければならない



問題 8.

内閣府が2008年度(平成20年度)に実施した「高齢者の地域社会への参加に関する意識
調査」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」は、全国の60歳以上の男女を対象
としている。

1
趣味やスポーツ・地域行事などの自主的な活動に参加する人は、約2割である

2
地域活動に参加しなかった理由は、「健康・体力に自信がないから」が最も多い

3
地域活動に参加したいと考える人は、約3割である

4
近所づきあいでは、「親しくつきあっている」が、最も多い

5
世代間交流の機会がある人は、約2割である



問題 9.

Eさん(75歳、男性)は、軽度の認知症(dementia)がある。
Eさんは息子のFさん(48歳)と二人暮らしである。
Fさんは働きながらEさんの介護をし、朝早く出勤し夕方に戻る生活のため、訪問介護(ホーム
ヘルプサービス)の利用を始めた。Fさんと近所の人たちとの交流はない。
先日、Eさんが日中近所でトラブルを起こして、住民が警察に苦情を言った。
この時点での、サービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
住民が警察に苦情を言ったことを批判し、住民の意識を変える

2
介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡し、見守り活動などを行っている近所の人たちの協力を得る

3
Fさんの同意はないが、Fさんの勤務先をボランティアセンターに知らせておく

4
住民への働きかけより、専門職の研修の方が重要であると考え、訪問介護員(ホームヘルパー)に研修会への参加を促す

5
Eさん親子の状況を福祉事務所に連絡し、対応を任せる



問題 10.

「介護休業制度」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「介護休業制度」とは、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉
に関する法律」に基づく制度である。

1
介護休業とは、10週間以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである

2
介護休業は、家族1人について、通算して31日の期間を限度とする

3
介護休業の対象となる家族には、別居の祖父母が含まれる

4
要介護状態にある家族を1人介護する場合、1年度に5労働日を限度に、介護休暇を取得することができる

5
要介護状態にある家族の通院の付添いに、介護休暇を使うことはできない



問題 11.

地域密着型サービスに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
営利を目的とする事業者の参入が制限されている

2
サービス付き高齢者向け住宅は、地域密着型サービスの1つである

3
小規模多機能型居宅介護事業者は、運営推進会議を設ける

4
居宅サービスの中に位置づけられている

5
2012年(平成24年)の制度改正で、夜間対応型訪問介護が新設された



問題 12.

介護サービス提供の場に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
都市型経費老人ホームは、定員20人以下の施設である

2
介護老人保健施設は、最後まで住み続けることを目的とした施設である

3
地域密着型特定施設入居者生活介護は、定員29人以下の特別養護老人ホームのことである

4
介護老人福祉施設は、厚生労働大臣の認可を受けた施設である

5
小規模多機能型居宅介護は、施設サービスに含まれる



問題 13.

介護老人福祉施設に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
障害者自立支援法を根拠とする

2
居宅への復帰が可能かどうかの判断は、家族の意向を最優先する

3
要支援2の認定を受けた者が入所できる

4
長期にわたる療養が必要であると認められる場合に、入所する施設である

5
介護保険第2号被保険者でも、要介護認定を受けることが入所の要件である



問題 14.

民生委員に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
要介護者の自宅を毎月訪問することになっている

2
担当する要介護者の数は決まっている

3
児童委員を兼ねている

4
都道府県知事が任命する

5
任期は10年である



問題 15.

介護老人福祉施設で、やむを得ず身体拘束を行う場合の記述として、適切なものを1つ選び
なさい。

1
利用者の家族から承諾書を得れば、身体拘束を行ってもよい

2
身体拘束を行った場合には、拘束の理由などの記録が必要になる

3
利用者を落ち着かせるために過剰な向精神薬を服用させることは、身体拘束ではない

4
切迫性と一時性の2つの要件を満たせば、身体拘束を行ってもよい

5
利用者の安全を確保する身体拘束は、職員1人の判断で実施できる



問題 16.

感染とその対策に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1
病院や施設に入所したことで新たに発症するのは、日和見感染である

2
手洗いは、消毒液に手を浸して行う

3
肺結核(pulmonary tuberculosis)は、主に経皮感染する

4
雑巾やモップは、使わないときも湿らせておく

5
ノロウイルス(Norovirus)は、感染性胃腸炎(infectious gastroenteritis)を起こす



問題 17.

介護職と利用者の家族との関係づくりに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
家族の個性や生き方に関係なく、同じ対応をすることが大事である

2
家族間の関係性を把握する必要はない

3
家族と利用者の希望は同じであると考えて対応するとよい

4
介護職の身だしなみは、家族との関係に影響しない

5
利用者とかかわる家族のようすで、家族を理解できたと思ってはいけない



問題 18.

Gさん(83歳、要介護2)は、夫(85歳)と二人暮らしである。
大腿骨頚部骨折(femoral neck fracture)で入院していたが、退院時、排泄はトイレで自立していた。
退院後、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになり、訪問介護員(ホームヘルパー)
が初めて訪問すると、Gさんはおむつをして、ベッドで横になっていた。
訪問介護員(ホームヘルパー)が夫との関係づくりのために、最初に行う対応として、最も適切な
ものを1つ選びなさい。

1
夫におむつ交換の方法を指導する

2
夫の頑張りを認めながら、Gさんの状況を聴く

3
リハビリテーションの導入を検討するように、伝える

4
夫の介護では限界があることを自覚するように、促す

5
このままでは寝たきりになるので、Gさんを起こすように話す



問題 19.

家族が利用者本人の意向や状況を理解していないとき、両者の意向を調整するための、家族に
対する介護職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
「ご家族の価値観で判断してはいけません」

2
「ご本人の考えを優先して、ご家族も考え方を変えましょう」

3
「ご本人が何に関心があるのか、気持ちを聞いてみませんか」

4
「ご本人について理解が足りないから、もっと理解しましょう」

5
「私たちは、ご本人の権利を守る必要があるので、ご本人の意向を優先します」



問題 20.

認知症(dementia)の人とのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ
選びなさい。

1
情報は簡潔に伝える

2
横から話しかける

3
わかりにくい言葉や行動を指摘し、修正させる

4
説得するように話す

5
非言語的コミュニケーションは避ける



問題 21.

Hさん(70歳、女性)は、最近、抑うつ状態(depressive state)にある。
Hさんに、介護職が初めてかかわろうとするときの、きっかけづくりの言葉かけとして、最も適切な
ものを1つ選びなさい。

1
「おちこんだらだめですよ」

2
「どうしてそんなに黙っているのですか」

3
「皆さんの所へおしゃべりに行きましょう」

4
「元気を出して。頑張ってください」

5
「今日は少し暖かくなりましたね」



問題 22.

統合失調症(schizophrenia)の人が、自分の妄想を話したときの介護職の対応として、最も適切な
ものを1つ選びなさい。

1
利用者理解のために、妄想の内容を詳しく聞く

2
妄想をなくすために、解決策について話し合う

3
混乱させないために、妄想の話は聞かないようにする

4
妄想の内容は理解できなくても、否定も肯定もせずにかかわる

5
誇大妄想の内容は、事実ではないから気にしなくてよいと伝える



問題 23.

ケアカンファレンス(care conference)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びな
さい。

1
議題は司会者が把握しておけばよい

2
経験年数の長い職員の意見に従う

3
自分の思いにこだわって発言する

4
意見が分かれるときは、多数の意見を尊重する

5
各職種の専門性を理解して参加する



問題 24.

チーム内の連携に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
リーダーは、指示を行うだけでなく、メンバーの経験などにより裁量を認める

2
チームでは、記録や言葉に頼らずに、互いに理解できることを目指す

3
会議で相手を非難することは、よりよい介護を目指すためには必要である

4
利用者の個人情報の保護に留意する必要はない

5
主要な専門用語の意味を共通認識しておく必要はない



問題 25.

Jさん(75歳、男性、認知症高齢者の日常生活自立度Ua)は、訪問介護(ホームヘルプサービ
ス)を利用しながら妻と自宅で暮らしていた。
妻が事故で亡くなったため、近くに住む息子夫婦の家に引っ越すことになった。
息子夫婦はダイニングキッチンの隣をJさんの部屋として用意し、訪問介護員(ホームヘルパー)
にどのように整えるべきかを尋ねた。
息子夫婦に対する助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
部屋の出入口の戸を取り外す

2
ポータブルトイレを設置する

3
思い出の小物や写真を飾る

4
ベッドを柵で囲む

5
部屋のようすがわかるように、カメラを設置する



問題 26.

介護保険の給付対象となる住宅改修として、正しいものを1つ選びなさい。

1
住宅用火災警報器を設置する

2
緊急通報装置を設置する

3
ガスコンロを電磁調理器に取り替える

4
風呂場に取り外し可能な手すりを設置する

5
和式便器を洋式便器に取り替える



問題 27.

認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)の住環境として、最も適切なもの
を1つ選びなさい。

1
住宅地から離れた場所に建てる

2
定員は10名以上15名以下とする

3
居室は多床室とする

4
カーテンは防炎物品とする

5
統一した家具を事業者側が用意する



問題 28.

義歯の取り扱いに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
食事のとき以外はつけない

2
磨くときは、歯磨き粉を使わない

3
熱湯で洗浄する

4
総義歯は、上あごから外す

5
外した義歯は、よく乾燥させておく



問題 29.

移動補助具に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
ロフストランドクラッチ(Lofstrand crutch)は、握力の弱い人に適している

2
スクーター型電動三輪車は、頸髄損傷(cervical cord injury)の人に適している

3
ステッキ型杖は、失調性歩行のある人に適している

4
四輪歩行車は、杖歩行の安定した人に適している

5
交互型四脚歩行器は、片麻痺のある人に適している



問題 30.

視力障害のある人の移動の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
介護者は、利用者の手首を握って誘導する

2
バスに乗る場合、介護者は先に乗る

3
エスカレーターから降りる場合、介護者は後から降りる

4
白杖を使用している場合、介護者は後ろに立ち、声かけによって誘導する

5
駅のホームで電車を待つ場合、介護者は利用者を点字ブロックの上に誘導する



問題 31.

Kさん(81歳、女性)は、左片麻痺があるが、自分で食べようとする意欲が強く、一口大の刻み
食を座位で摂取している。
食事を始めて10分後にKさんのようすを見ると、姿勢が左に傾いていた。
食事用エプロンには多くの食べこぼしがあったが、食器の周辺には食べこぼしはなかった。
介護職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
食事を全介助にする

2
極刻みに変更する

3
すくいやすい皿に変更する

4
姿勢保持のためのクッションを入れる

5
臥位で食事をするように変更する



問題 32.

ベッド上での洗髪の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
洗髪前は、ブラッシングを控える

2
シャンプー剤を直接頭皮につける

3
爪を立てマッサージしながら洗う

4
すすぎ湯を流す前にシャンプーの泡を取り除く

5
ドライヤーは、頭皮から5cm離して使用する



問題 33.

全身清拭の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
背部を拭くときは、健側を下にする

2
40℃のお湯を準備する

3
目尻から目頭に向かって拭く

4
上腕は、手関節を下から支えて拭く

5
皮膚についた水分は、最後にまとめて拭きとる



問題 34.

Lさん(80歳、男性)は、高血圧症(hypertension)と心疾患(heart disease)の持病がある。
週2回、通所介護(デイサービス)での入浴を楽しみにしている。
入浴の介護に関する注意点として、適切なものを1つ選びなさい。

1
入浴前後の水分補給は控える

2
浴槽内の水位は、心臓より下にする

3
浴室より脱衣室の室温を低くする

4
浴槽に入っている時間は、20分程度とする

5
43℃以上の湯温に設定する



問題 35.

耳、鼻の清潔保持の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
耳垢(耳あか)が取りにくいときはピンセットを使う

2
乾燥した耳垢(耳あか)は綿棒で湿らせてから取る

3
綿棒は内耳まで入れる

4
鼻は左右同時にかむ

5
鼻毛は毛抜きで抜く



問題 36.

老人性掻痒症(pruritus senilis)がある人の入浴の介護に関する次の記述のうち、最も適切
なものを1つ選びなさい。

1
硫黄を含む入浴剤を使う

2
弱酸性の石鹸でからだを洗う

3
かゆみのある部位は、ブラシでこする

4
皮膚を乾燥させてから、保湿剤を塗布する

5
着替えの下着は、厚めの羊毛素材にする



問題 37.

寝たきりの高齢者におむつを装着するときの基本として、適切なものを1つ選びなさい。

1
女性が使用する布おむつは、前側を厚くする

2
おむつカバーの上端は、ウエストより上に合わせる

3
鼠径部は、おむつカバーから布おむつを少し出す

4
腹部とおむつとの間には、指2本程度の余裕があるようにする

5
紙おむつの腹部のテープは、真横に留める



問題 38.

前立腺肥大症(prostatic hypertrophy)で留置カテーテルを使用している軽度の認知症
(dementia)の人への対応として、適切なものを1つ選びなさい。

1
蓄尿袋を腰より高い位置に固定する

2
尿量が減少するように、日中の水分摂取量を控えるよう促す

3
尿を観察するために、蓄尿袋のカバーは外したままにする

4
留置カテーテルを抜く恐れがあるので、介護職の判断でミトン型の手袋を着ける

5
陰茎を上向きにして、腹部に留置カテーテルを固定する



問題 39.

便秘を訴える高齢者の排泄の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
腹圧をかけやすい姿勢で便座に座るように促す

2
食物繊維の少ない食品を勧める

3
腹部全体を冷たいタオルで冷やす

4
1日の食事の量を減らすように促す

5
下行結腸、横行結腸、上行結腸の順にマッサージする



問題 40.

塩素系漂白剤を使って漂白する素材として、適しているものを1つ選びなさい。

1
アセテート(acetate)

2
ナイロン(nylon)

3
羊毛

4


5
綿



問題 41.

ビタミンD(vitamin D)が多く含まれる食品として、正しいものを1つ選びなさい。

1
干ししいたけ

2
にんじん

3
りんご

4
牛肉

5
ひじき



問題 42.

施設で、介護職が深夜に巡回するときの注意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
利用者の顔に懐中電灯の光をあてて観察する

2
足音で、巡回を知らせる

3
異変の有無を確認する

4
職員同士の会話は、昼間と同じ大きさの声で行う

5
ドアを開ける際は、ノックする



問題 43.

Mさん(98歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。
主治医からは、「終末期にある」と言われている。現在、食事量が少なくなり、衰弱している。
面会に来る家族には、以前から「私は、悪くなったらここで最期を迎えたい」と話している。
終末期の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
Mさんの入院を家族に勧める

2
看取りに関する家族の意向は、入所時に確認すれば十分である

3
Mさんの食べたい物を確認し、提供する

4
口腔ケアは控える

5
家族が介護することを希望しても、職員で行う



問題 44.

終末期の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
苦痛の緩和は、医師に任せる

2
手を握るなどのスキンシップを行う

3
意識がなくなれば、声かけは控える

4
死後の処置は、家族には見せない

5
グリーフケア(grief care)は、看護師に任せる



問題 45.

介護過程の展開に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
介護計画を立ててから、利用者にどのような生活を送りたいのかを聞く

2
介護職は利用者の健康状態を把握しなくてよい

3
利用者の「やりたいこと」や「できること」を含めて、アセスメント(assessment)する

4
他の利用者とのトラブルが予測される場合には、利用者本人の「やりたいこと」は支援内容から外す

5
利用者が満足していれば、計画の評価は行わなくてよい



問題 46.

食事の摂取量が急に減少した利用者のアセスメント(assessment)に関する次の記述の
うち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
栄養状態が悪くなるので、食事を残さず食べることが必要である

2
食べないと免疫力が低下する恐れがあることを、説明する必要がある

3
経管栄養を行うことを、医療者と検討する必要がある

4
最近の言動の変化について、観察する必要がある

5
自然に摂取量が増えるのを見守る必要がある



問題 47.

夜間はおむつに排泄していた利用者が、ポータブルトイレで排泄することを目指して、
介護計画を立案した。介護目標の記述として、適切なものを1つ選びなさい。

1
夜間はポータブルトイレで排泄できる

2
夜間はポータブルトイレで排泄するように、理解させる

3
夜間はポータブルトイレをベッドサイドに置く

4
夜間はポータブルトイレでの排泄の介護をする

5
夜間はおむつで排泄させない



問題 48.

モニタリング(monitoring)の内容として、適切なものを1つ選びなさい。

1
計画どおりに実施できているかどうかを点検する

2
利用者が主体的に取り組める目標を設定する

3
実施する介護について、利用者や家族に説明する

4
利用者の「できること」の情報を収集する

5
目標が達成された後に、介護過程を集結させる



問題 49.

評価に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
利用者本人には、評価を伝えない

2
利用者の反応の評価はしない

3
計画を立てたが実施しなかったものは、評価はしない

4
目標が達成されれば、評価はしない

5
他の利用者の目標達成度と比較した評価はしない



問題 50.

Nさん(80歳、男性)は、3か月前に肺炎(pneumonia)で2週間入院をし、杖歩行となった。
Nさんは、自宅で一人暮らしをしているが、週2回の訪問介護(ホームヘルプサービス)
を受けることになった。
訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、部屋の中は衣服やごみなどが散乱してい
るが、「面倒だ」と言って片付けようとしない。
Nさんの自宅のようすを観察したときの客観的情報の記録として、最も適切なものを1つ
選びなさい。

1
部屋は衣服やごみが散乱していて汚い

2
部屋は衣服やごみが散乱しているが、片づけようとしない

3
部屋は衣服やごみが散乱していて、転倒の可能性がある

4
片づけることが嫌いなので、部屋は衣服やごみが散乱している

5
部屋は衣服やごみが散乱していて、生活しづらそうである



問題 51.

Sさん(87歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所している。
下肢筋力の低下によって、歩行時につまづいたり、ふらついたりするようすが見られる。
Sさんは「できるだけ歩いて生活し続けたい」と望んでいて、この希望に基づいて長期
目標が設定された。また、短期目標は「転倒しない」と設定された。
この長期目標・短期目標に応じた支援内容・方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1
居室の床にセンサーマットを敷く

2
職員と施設内を散歩する

3
車いすを使用する

4
歩行時にはスリッパを履く

5
日中は居室で過ごす



問題 52.

チームアプローチ(team approach)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1
他のチームメンバーの役割は、知らなくてよい

2
医療職は、チームアプローチ(team approach)を主導する

3
チームメンバーの人数は、決まっている

4
利用者は、チームアプローチ(team approach)の中心である

5
ボランティアは、チームメンバーにはなれない


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