介護福祉士 第21回 レクリエーション活動援助法 解説



[問題1] 解答2

A 正しい。
1970年に制定されたレジャー憲章によって、余暇権などのレジャーに対する権利が示された。

B 正しい。
アメリカでは19世紀末から、遊び場づくりを目的とするプレイグラウンド運動によってレクリエーションが普及した。

C イギリスでは、セツルメント活動がレクリエーション運動によって生まれたのではなく、セツルメント活動を通じてレクリエーション運動が生まれた。

D 正しい。



[問題2] 解答5

正しい。
レクリエーション活動援助計画は、利用者のニーズ(希望・願い・思い)などに合わせた内容で作成することが大切である。

正しい。

正しい。
レクリエーション活動援助の目標は、利用者の「QOLの向上」と「生活のレクリエーション化」であるため、レクリエーション活動援助計画を作成するにあたり、レクリエーション活動によって利用者のQOLの向上を図る視点から、情報を得ることが大切。

正しい。

レクリエーション活動援助計画は、利用者のニーズや心身状態・生活環境などに応じて個別性のある内容で作成されることが大切であり、画一的なプログラムを作成することは不適切。



[問題3] 解答4

栄養改善加算は、低栄養状態を防ぐことや糖尿病への栄養管理などに関する指導を行うことによって加算されるものであり、レクリエーション活動援助を展開するにあたっては不適切。

運動器機能向上加算は、運動機能の維持・改善を目的とした運動などを行うことによって加算されるものであり、レクリエーション活動援助を展開するにあたっては不適切。

事業所評価加算は、一定の要件のもと、提供するサービスの効果が一定基準を超えた場合に加算されるものであり、レクリエーション活動援助を展開するにあたっては不適切。

正しい。
アクティビティ実施加算は、グループで行われるレクリエーション活動や創作活動などを行うことによって加算されるものであり、適切。

口腔機能向上加算は、嚥下方法や義歯の洗浄方法などの口腔機能の維持・改善を目的とした指導などを行うことによって加算されるものであり、レクリエーション活動援助を展開するにあたっては不適切。



[問題4] 解答4

「親戚や友人、同窓生に会いたくない」「メールのやり取りをする友人はいるものの、自分に障害があることは伝えていない」ことを踏まえると、特別に新たな出会いを求めているとは考えられない。

「情報収集を行い、施設内で啓発する役割に生きがいをもっている」とあるものの、「泳ぎたい」という発言や意図は見られない。

「メールのやり取りをする友人はいるものの、自分に障害があることは伝えていない」ことを踏まえると、何でも相談しているとはいえない。

正しい。
受傷前は婚約者との楽しい日々を送り、施設生活の現在も「情報収集を行い、施設内で啓発する役割に生きがいをもっている」とあることから生きがいをもって生活しているといえる。

「母親との面会は途絶えている」ことから、母親の将来への不安や一緒の趣味を探しているとはいえない。



[問題5] 解答2

正しい。
Fさんは施設内での行事への参加は積極的でないことから、他の利用者との交流の活性化に向けて、施設内のクラブやサークルへの参加を働きかけることは適切。

Fさんは「同窓生に会いたくない」ことから、同窓会への積極的な参加を働きかけることは不適切な対応。

正しい。

正しい。

正しい。



[問題6] 解答3

正しい。
今後の援助方針を検討するにあたって、Fさんに思いや願いを聴く機会をもつことは適切。

正しい。
Fさんには通夜や葬式の参列を拒んだ過去があるが、現在は心境が変わった可能性があるため、彼岸などの時期に墓参りへの声かけを行い、どのような気持ちなのかを確認・理解することが大切。

専門職として、特定の利用者に対して個人的にメールをやり取りできるようにアドレス交換を行うことは、不適切な対応。

正しい。
Fさんは通夜や葬式の参列を拒んで以来母親との面会が途絶えているが、現在は心境が変わった可能性があるため、唯一の肉親である母親と面接する話題に触れ、どのような気持ちなのかを確認・理解することが大切。

正しい。
Fさんはパソコンを活用しての活動が中心となっているため外出の機会を図ることは大切であり、外出プログラムへの働きかけを行うことは適切。