介護福祉士 第19回 社会福祉援助技術 解説



[問題1] 解答2

A 正しい。

B 正しい。

C 家族への支援も重要。

D 正しい。
家族介護者と高齢者との人間関係のもつれなどから虐待に発展してしまう場合もあり、高齢者虐待の有無に関連がある。




[問題2] 解答5

A 沈黙を見守りその意味を理解しようとするなど、利用者の態度や感情を受け止めることが重要。

B 利用者が自らの考えや気持を具体的に述べることができるのは、開いた質問(オープンクエスチョン)。

C 正しい。
表情や視線などの非言語コミュニケーションについて観察することは、重要な技術である。

D 正しい。
一専門家として客観的見解が必要とされ、面接者の主観的見解(価値観や倫理観など)を押し付けることは適切ではない。




[問題3] 解答2

A 正しい。
グループワークにおいても、個人個人の特性を把握・考慮しておくことは重要である。


 
B 正しい。

C 援助者が参加者の役割をあらかじめ決めておくことは不適切。
参加者の意見や性格などを考慮した上で、参加者と共に役割決めを行うことが大切である。

D 正しい。




[問題4] 解答1

A 正しい。
援助目標や方針について共有することは、援助内容やその方向性、関係機関・職種同士の連携を保つためにも大切なことである。

B 正しい。

C 正しい。

D アセスメント(評価)は援助活動の終結時にも行うが、援助の途中段階においても行い、その評価によって援助方法や方向性などの改善に結びつけるものである。




[問題5] 解答4

A 利用者と接触するのはボランティアとして登録後。

B 正しい。

C 正しい。
ボランティアであっても、利用者の個人情報やプライバシーなどに関する秘密保持は絶対であり、理解してもらう必要がある。


D 正しい。




[問題6] 解答2

A 正しい。
Sさんは妻のことが心配で、妻の世話をしたいと訴えている。
話題にすることで、Sさんの気持ちを少しでも満たすことができる。


B 正しい。

C 脳梗塞の病状悪化と判断するのは医師であり、介護者は行うことはできない。
また、症状悪化だけでなく、施設での生活になじめないことなど様々な原因を考える必要がある。

D 正しい。




[問題7] 解答1

A 正しい。
Sさんの話をじっくりと聞き(傾聴)、思いを受け止める(受容)ことは援助の基本姿勢である。

B 正しい。

C 正しい。

D 頼むのではなく、利用者の訴えを傾聴し共感することが重要。




[問題8] 解答2

A 正しい。
それぞれの希望・意見を聞いた上で方針を考案していき、Sさんやその家族が納得し理解したものを導き出すことが大切である。

B 正しい。
妻の入院生活の様子や今後の方針も考慮する必要があるため、Sさんおよび妻の同意を得た上で情報を入手することが大切となる。

C 現時点では時期尚早であり、不適切。
居宅改修は、自宅復帰の方針が可能になった時に依頼することが必要である。

D 正しい。
今後、Sさんが自立した生活や妻の世話を行うことなどを目標においたリハビリテーションが可能であるか、またその目標に近づけるためのリハビリテーション方法などを、理学療法士に提案を求めることは適切である。