介護福祉士 第20回 社会福祉援助技術

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問題 1.

社会福祉援助技術の基本に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに
×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

日常生活に支障がある利用者に対して、本人に代わって全面的に生活問題を解決する。
利用者の身体機能や心理状態ではなく、社会的な環境状況に焦点を当てる。
利用者のニーズの充足を図ることによって、生活の質を高める。
公平の原則に基づき、画一・平等な内容の支援を行う。


     A  B  C  D
 ○ ○ ○ ×
 ○ ○ × ○
 × ○ ○ ×
 × × ○ ×
 × × × ○


問題 2.

面接における援助者の行動に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 積極的に聴いている印象を与えるには、腕組みをする。
2 受容の姿勢では視線をそらさず、利用者の目を凝視する。
3 傾聴の姿勢を示すときには、相づちは打たない。
4 基本的な情報を確認するときには、「閉じた質問」をする。
5 非審判的態度を示すには、援助者の主観や価値観を利用者に伝える。


問題 3.

集団援助技術の基本的知識に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1 グループワークでは、グループを媒体として個人を支援する。
2 プログラムの計画作りは、グループのメンバーと援助者との共同作業である。
3 グループの成長を促進するために、援助者は自らを特定の役割に固定する。
4 援助者は、グループの中で生まれた「集団規範」を手段として活用できる。
5 グループには自然発生的なものもあれば、人為的なものもある。


問題 4.

社会福祉援助技術の用語に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1 提供期間間の連携を図り連絡・調整することを、コーディネーションという。
2 援助者が主導的に決定できる援助関係を、ラポールという。
3 利用者側に立った利用者の権利などの擁護活動を、アドボカシーという。
4 援助者が地域に出向き面接や援助をすることを、アウトリーチという。
5 利用者が援助を活用して問題解決に向かう能力を、ワーカビリティという。


問題 5.

ケアマネジメントの過程に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに
×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

アセスメントは、利用者の主訴から得られた情報に限定して行う。

ケアプランは、利用者の参加を得て作成する。

ケアプランは、必要に応じて変更されるものなので、文書化することは避けた方がよい。

心身機能面での大きな変化が予測される利用者に対しては、特にきめ細かなモニタリングを実施する。



    A  B  C  D
 ○ ○ ○ ×
 ○ × × ○
 × ○ ○ ×
 × ○ × ○
 × × × ○



 次の事例を読んで、問題6から問題8までについて答えなさい。

 (事 例)
   一人暮らしのEさん(78歳)は、夫と5年前に死別した。指定介護老人福祉施設(以下
  「施設」という)に入所して3年目。ここ数年、ますます体力が弱まってきた。2か月程前、
  散歩中に転んで左大腿骨頚部を骨折して入院し、人工骨頭の置換術を受けた。
  手術後のリハビリテーション(以下「リハビリ」という)を受け、病院から退院に向けて
  施設に外泊中のEさんは、車いすで施設内を移動しながら、しきりに介護職員に今後の
  生活の不安を訴えていた。
  「リハビリをいくらやっても、自分の思うようには歩けない。リハビリの先生の力不足に
  違いない。これからはこのままずっと車いすが必要になって、最悪の場合は、寝たきり
  になるかもしれない。そんな状態になっては介護の手もかかるし、皆さんに申し訳ない。
  私は、歩けなくなったら、何もできないし、生きていても仕方ない」
  とEさんは話しながら、涙して、とても落ち込んでいる様子であった。
  その後Eさんは、退院して施設に戻った。


問題 6.

病院から外泊中のEさんは、以下の障害受容の過程におけるどの段階と考えられるか、
最も適切なものを一つ選びなさい。

1 ショック期
2 否認期
3 混乱期
4 解決への努力期
5 受容期


問題 7.

病院から外泊中のEさんの訴えへの施設介護職員による対応として、次の記述のうち、
適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

「もう少しお話をお聞きしましょう」と声をかけて、じっくりと話を聴く。
「いろいろなことがご心配なのですね」と言葉を返す。
「おからだの不自由さをやっと受け入れられたのですね」と優しく言う。
「骨折の原因を思い出してください」と言う。


1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D 


問題 8.

Eさんが退院した後の施設介護職員による対応として、次の記述のうち、適切なものに○、
適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

Eさんの抱いている希望や期待に対して支持的にかかわる。
同じような骨折体験をした人達との交流を勧める。
現在の生活状態について話し合う。
外出や旅行などを主導的に計画し、Eさんに実行してもらう。


    A  B  C  D
 ○ ○ ○ ×
 ○ ○ × ×
 ○ × ○ ○
 × ○ × ×
 × × ○ ○

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