認知症サポーター制度

 1)認知症サポーター制度とは 

   認知症について正しく理解し、認知症の人に対する接し方を学んだ人が生活の様々な場面
   で、認知症の人及びその家族をサポートする制度です。
   厚生労働省が推進する事業で、各地域で開催される『認知症サポーター養成講座』を受講
   することでサポーターになれます。
   『認知症サポーター100万人キャラバン』として、サポーターを全国で100万人養成して認知症
   になっても安心して暮らせるまち作りを目指していましたが、平成21年7月26日に『認知症サ
   ポーター100万人達成記念大会』が開催されました。



 2)認知症サポーターとキャラバン・メイト 

   認知症サポーターとは
認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る人
   です。
   約90分間の養成講座を受け、『オレンジリング』と呼ばれるオレンジ色のリストバンドをもらい
   ます。
   オレンジリングは認知症を支援する『目印』であり、連携のしるしでもあります。
   サポーターとしての活動は、友人や家族に正しい知識を伝える、認知症になった人や家族の
   気持ちを理解するよう努める、隣人あるいはまちで働く人としてできる範囲で手助けするなど
   様々です。
  
 各自ができる範囲で、認知症の人を支援します。
     
                       


   認知症キャラバン・メイトとは、認知症サポーター養成講座の講師のことです。
   6時間程度の養成研修を受けた後、キャラバン・メイトとして全国キャラバン・メイト連絡協議会
   に登録されます。
   サポーター養成講座は誰でも受講できますが、キャラバン・メイト養成研修は受講対象者が
   限定されています。
     
  <キャラバン・メイト養成研修 受講対象者>
   次の要件を満たす者で、年間10回程度を目安に(最低実施数3回)「認知症サポーター養成
   講座」を原則としてボランティアの立場で行える者。
   講座回数は目安です。
      1.認知症介護指導者養成研修修了者
      2.認知症介護実践リーダー研修(認知症介護実務者研修専門課程)修了者
      3.介護相談員
      4.認知症の人を対象とする家族の会
      5.上記に準ずると自治体等が認めた者
       5-1 行政職員(保健師・一般職等)
       5-2 地域包括支援センター職員
       5-3 介護従事者(ケアマネージャー、施設職員、在宅介護支援センター職員等)
       5-4 医療従事者(医師、看護師等)
       5-5 民生児童委員
       5-6 その他(ボランティア等)


            



 3)認知症サポーターの養成状況 
      


       認知症サポーター数      
 2,463,046人

         キャラバン・メイト数           61,449人

                                     (平成23年3月31日現在)
①年度別サポーター数
     17年度      29,982人
     18年度      138,436人
     19年度     279,787人
     20年度     479,860人
     21年度     734,125人
     22年度     800.874人
  ――――――――――――――
      合 計     2,463,046人

②サポーターの男女別割合
     女 性     1,564,134人 (65%)

     男 性      837,165人 (35%)

③性別・年代別構成
(年代・性別の回答があったもののみ)

合  計
女 性 男 性 合 計
10代  113,590   98,959  212,549
20代   77,882   53,242  131,124
30代   96,258    76,643  172,901
40代  154,580   93,039  247,619
50代  260,864  127,125  387,989
60代  407,415  187,348  594,763
70代以上  453,545  200,809  654,354
合計 1,564,134  837,165 2,401,299


                                               



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