介護技術講習会について

◆平成20年度以前に福祉系高等学校(専攻科を含む)に入学し、卒業した方
◆特例高等学校(専攻科を含む)を卒業し、9か月以上介護等の業務に従事した方

以上の方は、「実技試験の免除」を申請する場合、「介護技術講習」を修了する必要があります。

実務経験3年以上のルートは、「実務者研修」の修了が受験に必須となりました。

介護福祉士国家試験はこれまで、筆記試験の合格者が実技試験を受験し、これに合格して介護福祉士の資格を得る仕組みでした。

しかし、平成17年度(第18回介護福祉士国家試験)から、筆記試験については従来どおりで、実技試験については受験者が、予め実技試験か介護技術講習のいずれかを選択し、介護技術講習を選択した者は養成施設が実施する32時間以上の講習を受けて修了認定をもらえれば実技試験を免除するという制度が導入されました。

実技試験の免除は、筆記試験を受験したか否かにかかわらず、介護技術講習修了後引き続いて行なわれる3回の実技試験について適用されます。

実施施設

介護技術講習は、文部科学大臣 及び 厚生労働大臣の指定した学校、厚生労働大臣の指定した職業能力開発校等、又は厚生労働大臣の指定した養成施設で講習が行われます。

それぞれの実施施設については、介護福祉士養成施設協会のホームページ(http://www.kaiyokyo.net)の実施予定表でご確認下さい。

また、実施期間についても、それそれの実施施設で異なります。

受験資格

この介護技術講習の受講資格は、「介護福祉士試験を受ける予定であり、実技試験免除を申請しようとする者であること」となっています。

受講内容

介護技術講習は、以下の8項目、合計32時間からなります。

1)介護過程の展開
2)コミュニケーション技術
3)移動の介護等、
4)排泄の介護
5)衣服の着脱の介護
6)食事の介護
7)入浴の介護等
8)総合評価

32時間を4日間(8時間×4日)で行うのが一般的ですが、実施施設によっては日程が異なることもあります。

項目 内容 時間数
(1)介護過程の展開 [1]介護における目標等の講義
[2]事例に基づく介護過程に関する講義及び演習
6
(2)コミュニケーション技術 コミュニケーションの技法に関する講義及び演習 2.5
(3)移動の介護等 [1]社会生活維持拡大への技法に関する講義及び演習
[2]安楽と安寧の技法に関する講義及び演習
6
(4)排泄の介護 排泄の介護に関する講義及び演習 4
(5)衣服の着脱の介護 衣服の着脱の介護に関する講義及び演習 3
(6)食事の介護 食事の介護に関する講義及び演習 3
(7)入浴の介護等 [1]入浴の介護に関する講義及び演習
[2]身体の清潔の介護に関する講義及び演習
4
(8)総合評価 (1)~(7)までの講習内容の修得に係る評価 3.5
合計 32

(介護福祉士養成施設協会HPより引用)

修了認定

介護技術講習の修了認定には、32時間の所定の講習の受講が必須条件です。
さらに総合評価の評点や講習会における受講状況、受講態度などを総括的に評価・判定して行います。
受講すれば修了認定が得られるというものではありません。

受講受付期間・開催期間

介護技術講習会の申込み受付期間は、4月1日~8月21日で、実施施設によって異なります。

講習が4月開催の場合は、3月中に受講受付けを行うことがありますので、詳しくは当該実施施設にお問い合せください。

(注)
・介護福祉士国家試験の受験申込み期日との関係上、平成26年8月22日以降は
 受講受付を行うことができません。
・受付期間中でも、各講習会の定員に達し次第、受付は終了します。

介護技術講習は、文部科学大臣 及び 厚生労働大臣の指定した学校 又は 厚生労働大臣の指定した養成施設の設置者が、規定に基づき、あらかじめ厚生労働大臣に届出を行い実施されるものです。

申し込みの流れ

①介護技術講習の実施施設・詳細を確認の上、申し込みを行う。
 参照: 介養協ホームページ(www.kaiyokyo.net) 介護講習会 実施予定表
*申し込み方法、受講日程、受講料については、実施施設へ直接お問合せ下さい。
*実施施設により、申し込み受付方法が違いますので、ご注意下さい。

②受講の手引き(¥200+送料)を取寄せる。
*申し込みを行うには、受講する実施施設から「受講の手引き」を入手し、同封の「各年度介護技術講習会 受講申込書」を提出しなければなりません。

③「介護福祉士技術講習会受講申込書」を提出する。
*受講料は、受講する実施施設の窓口または郵便払込等、実施施設が指定する方法により納入し、当該払込証明書を「受講申込書」に貼付しなくはなりません。

④受講決定通知が届く。

⑤介護技術講習を受講する。

⑥受講結果により修了認定され、修了証明証が交付される。

又は、

⑥修了が認定されない。(実技試験は免除されない)
*実技試験受験へ選択変更をすることはできるが、試験センターに手続が必要。

⑦筆記試験を受験する。
*修了証明書の原本を試験センターに提出し筆記試験を受験する。

⑧筆記試験合格者は、実技試験免除で介護福祉士に。

又は、

⑧筆記試験合格者は実技試験を受ける。

⑨実技試験に合格して、介護福祉士に。



◆介護福祉士国家試験受験申し込みについての注意

受験申し込み時点で既に介護技術講習の修了証明書がある場合は、「介護技術講習修了書(原本)」を添付すること。

受験申し込み後に介護技術講習会を受講予定の場合は、「介護技術講習受講決定通知書」を添付し、「介護技術講習修了証明書」の交付を受けたときは速やかに同証明書を試験センターへ提出すること。

お問い合わせ先

社団法人 日本介護福祉士養成施設協会
HP:http://www.kaiyokyo.net/index.html

(財)社会福祉振興・試験センター
HP:http://www.sssc.or.jp/

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